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Dreams come true
第3章 夢のその先・・


「そう言えばさ、あの時、大樹なんであんなに髪かきむしったの?う~とか唸っちゃって」

恋人になって1年。
2度目の桜を見上げながら、レジャーシートの上で寝転んで、
私の作ったサンドウィッチを頬張る大樹を見下ろした。

付き合って1年の記念日を過ぎ、2人別々の道を歩き出したあの時も
彩りを添えてくれた桜の下で、1年前のあの時を振り返った。

「なんでそんなこと憶えてんだよ?」

ムクッと起き上がって、水筒のコーヒーをカップに注ぎながら
大樹は口を尖らせた。

「あ、その顔・・なんかヘンな事でしょ?」

ニヤッとイヤラシク微笑む私に、意外にも正直な答えが返ってきた。

「そーです、そのとーりです!
 夢の中でエッチした時、沙理奈のおっぱいモミモミしちゃったんだけど・・
 柔らかい感触っていうのが手のひらに残ってさ。
 ほんとに、信じらんないくらい、はっきり残ってた。
 あの時はまだ触ったことなかったのにさ。まあ今じゃしょっちゅうヤワヤワ・・
 って感じてるけどね」
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