この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Dreams come true
第3章 夢のその先・・
「そう言えばさ、あの時、大樹なんであんなに髪かきむしったの?う~とか唸っちゃって」
恋人になって1年。
2度目の桜を見上げながら、レジャーシートの上で寝転んで、
私の作ったサンドウィッチを頬張る大樹を見下ろした。
付き合って1年の記念日を過ぎ、2人別々の道を歩き出したあの時も
彩りを添えてくれた桜の下で、1年前のあの時を振り返った。
「なんでそんなこと憶えてんだよ?」
ムクッと起き上がって、水筒のコーヒーをカップに注ぎながら
大樹は口を尖らせた。
「あ、その顔・・なんかヘンな事でしょ?」
ニヤッとイヤラシク微笑む私に、意外にも正直な答えが返ってきた。
「そーです、そのとーりです!
夢の中でエッチした時、沙理奈のおっぱいモミモミしちゃったんだけど・・
柔らかい感触っていうのが手のひらに残ってさ。
ほんとに、信じらんないくらい、はっきり残ってた。
あの時はまだ触ったことなかったのにさ。まあ今じゃしょっちゅうヤワヤワ・・
って感じてるけどね」