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裸の傑作
第6章 ファインダー越しの夜
彼女の良さは、その素人臭さにあるのだ。


恥ずかしさを秘めながら、無理をして突っ張るところがいいんだ。


西日に照らされ、しの子の裸体は輝いているようだった。


「確かに、綺麗な体ね」


アヤは、惚れぼれとしの子を見ながらシャッターを切る。


薫は、欲望を刺激されるのを恐れて目を伏せていたが、


アヤの賛美の声に思わずしの子を見てしまった。


しの子は唇を軽く噛み、賞賛の声と眼差しを面映ゆそうに受け止めていた。


彼女の乳房は僅かに上下し、興奮で乳首は固く張りつめていた。
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