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第31章 エピローグ

「じゃあニーナ、セックスするぞ」
そう言ってラッカはニーナを押し倒します。

「ダメですってば･･･」
ニーナはラッカから逃れようとします。

「やらせろ！　あの旅が終わったら、俺とセックスするっていうのが、そもそもの契約だったろ？！」

「それは･･･」


そのときです。

家のドアが開いて･･･

「ニーナちゃん、明日の巫女の集会の件だけど･･･ええええッ！！」
家に入ってきたカトレーヌは、思わず絶句してしまいます。

「カ･･･カトレーヌ！」
ラッカの顔が青ざめます。

「何やってるのーーーー！」
ラッカを怒鳴りつけるカトレーヌ。

「む･･･昔の契約の報酬の受け取りを･･･」
おずおずと答えるラッカ。

しかし、怒りに震えるカトレーヌには、そんな言い訳は通用しません。

「精霊たちよ、この浮気者を電撃にて打ち倒したまえっ！　デンキビリビリシビレ･･･」
カトレーヌは呪文を唱え始めます。

（おしまい）