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第4章 カトレーヌの初体験

『処女じゃなきゃ巫女が勤まらないというのは、昔の話し』
というカトレーヌの言葉は本当です。

昔は、純潔を失ったら巫女を辞めなければならないという掟があり、結婚したら巫女を引退するというのが習わしでした。

しかし今は、巫女の血統がいくつか途絶え、巫女の数が少なくなったことから、処女じゃなくても巫女を続けられることになりました。

ニーナの母も、カトレーヌの母も、そしてニーナやカトレーヌの祖母も、現役で巫女をしています。

年配でベテランの巫女が増えたことは、良いことでもあります。

ニーナやカトレーヌの祖母は、若い巫女が真似出来ないような知恵や知識を持っており、また、高度な魔法も使えます。