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ばななみるく
第3章 ありすのばなな
「本物のおちんちんもこんなカンジなのかな?」

亜莉栖は男の人やおちんちんって不潔で汚いモノだと思ってキライだった。それなのに、こんなにおちんちんを観察して、おちんちんが生えちゃったことに少し悦びをカンジてる自分が愚かで汚らわしいと少し自己嫌悪になる。

亜莉栖は生まれてから今まで本物のおちんちんを見たことがない。

パパは亜莉栖が生まれてすぐに離婚しちゃったから、パパと一緒にお風呂に入った記憶もない。

パパはママが妊娠中に他に女を作って、その女にも子供を作って、駆け落ち同然に遠くに行ってしまったのだという。

本来ならママが娘にそんな過去を言うはずがないのだが、酔っぱらってパパの愚痴を言っているのを聞いてしまったのだ。

ママは亜莉栖を育てて生活をしていくために夜の仕事をしている。何も言わないけど、いかがわしい店で働いているのだと何となく分かる。

結婚して子供を作るのは当たり前として、奥さんの妊娠中に他の女どデキちゃって妊娠までさせるかと思う。

いかがわしいお店で働いてまで亜莉栖を不自由なく育ててくれるママには感謝しているけど、おカネを払って愛もないのに女の人といかがわしいことをする男の人ってやっぱり汚ならしいと思う。

だから亜莉栖は男の人がキライだし、その持ちモノであるおちんちんも汚ならしくてキライだ。

時々不潔なパパのおちんちんから出た汚ならしいモノが自分の原型だと思うと自分も汚ならしい存在に思えてくることがある。

亜莉栖が女の人にしか恋ができないのはそういう理由からなんだろう・・。

とりあえず、おしっこがしたくなった。
考えたり観察するのはやめにして亜莉栖はトイレに座ってパンティを脱ぐ。

「もう、何なのよコレは。おしっこしたいのに出ないじゃないの。鎮まりなさい」

おしっこしたくても、おちんちんが勃起していると出にくいものだと亜莉栖は初めて知った。

さっきおちんちんを観察してる時にシコシコしていれば今頃は楽になっていたのかなとも思う。本能的にシコシコしたかったのも事実だ。
でも、亜莉栖はシコシコはしたくなかった。
汚いモノを出すのはイヤだし、見たくもない。

尿意に負けたのか、少し勃起が和らいで、おしっこがちょびっとずつ出てくる。しかも上手く加減をしないとおちんちんが痛い。



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