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想うより、想われる方が良い?
第1章 プライベートレッスン。
「ごめん・・美紗。
 我慢できなかった。」

リスニングのテストが響く中、
二人で"やっちゃった"感に打ちひしがれる。

「ぅぅ、声とか・・」
「ごめん。」

最後のほうは二人で喘ぎまくり、
ドアの音もかなり酷かった・・はず。

ぅ・・それよりも・・この匂い・・
情事独特の匂いをどうする?

この教室に窓はないし、

それに・・

「なぁ、美紗ショーツ・・」

「言わないのっ」

穿いたままして、もうぐちゅぐちゅ。

絶対バレる!


バレたら・・

ちょっと変態っぽい自由人の綾先生にクンクンされる!

いやいや、そんな事心配するより、
お仕事中だったって事の方を心配しなきゃ。

「ぁあどうしよう・・
 あ!輝昭、先に出て。
 あーでもマネージャーに声かけられたら・・」

「会社から呼び出しって言うよ。
 美紗は?」

「私は後から追いかける。」

「オッケー。
 コンビニで待ってるよ。」

他のクラスはまだ授業中・・

逃げるが勝だ。

こっそり出ると、ラッキーな事にマネージャーは電話対応中。
急用で帰るってメモを残して逃げ帰った。

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