この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
─training note─ 
第5章 男性への真の愛着と尊敬


ゆきは高揚しているようだが、落ち着いてリラックスして見える。


いや、寧ろ、和らいで、匂うように美しく華やいだように感じる。


その手の仕草一つ取っても、俺に向けられる言葉一つ取っても、明らかに柔らかく愛に充ちている。


二人の間に流れる空気感も心地よさを増し、少なくとも、さっきみたいに、暴れたり、逃げたりはしない。


先ほどとはまるで違うゆきの変化に慎吾は驚き、呆れながら、羨ましくもあり、また、うれしくもあった。


苦労して自分の力で変えたという実感が、ゆきを愛する喜びを大きくした。


自分が教えた性の悦びに、これと決めた女が目覚めてゆくのを、この目で確かめる程、男にとって楽しく誇らしいことはない。


「どうした?今回は、大人しいな?浣腸の快感に目覚めたのか?それとも、諦めたのか?」


ニヤニヤしながら、ゆきに、うつ伏せになり、尻を持ち上げるように指示する。


「逃げても、暴れても、なさるんでしょ。」


まあ、そうだな。


ゆきは、盲信と言うわけではないが、もう先ほどの時点で彼への信頼が完了し、強めてゆく段階に移ったのをはっきり自覚出来たからだ。


喩えて言うなら、剣道や芸の世界で古来から修練の過程を「守・破・離」と言う段階で示している、あれに似ている。


二人の間に余裕が出来たのだ。


/33ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ