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止められなかった…
第13章 抜け出せない迷路…
雪さんと一緒にコンビニへ向かう最中、私の携帯が鳴りだした。


孝さんからの着信…


すぐに電話に出ない私を不思議そうに見た雪さんは、画面を見て『でなよ!!』と顔で合図をする。


一呼吸ついて電話に出る。


“…もしもし…”

電話の向こうから元気な孝さんの声が聞こえてくる…

“ゆな?…良かったぁ…出てくれた…”

“…どうしたの?”

“ん。棚卸し順調?どういう配置で進めてんの?”

“…棚卸し…”

私の言葉は続かなかった…

黙っていると、雪さんが『ゆなちゃん貸してっ』と携帯を取り上げ、私の代わりに話し出す。


“孝さん?お疲れ様ぁ!!棚卸し順調だよ!明日中にはギリギリ何とかなりそう!……あ~配置?一階あたし1人で、二階で峻くんとゆなちゃんがやってる~。………うん!峻くん仕切って決めてやってるよ~。”


数分、雪さんは孝さんと話して『うん!代わるね~!』と携帯を渡された…


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