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止められなかった…
第30章 流れる月日と共に…
孝さんの行く手を見ると、本当に峻くんの所へ行き話しかけている。

峻くんが一旦こっちを見て、孝さんと会話を済ませてから席を立ち、こちら側に歩いて来た。

私の隣へ座った峻くんは

“孝さん、だいぶ気持ちに整理ついたみたいだね~。『ゆなの傍に早く行ってやれ』だって。”

と、嬉しそうな表情で話し続けた。

“ね~、ゆな。このままずっと仕事続けて行ったら、元通りってのは難しいだろうけど、前みたく4人してワイワイできるようになるのかな~?”

切ないような瞳をして、いつかの雪さんと同じ台詞を口にする…

言葉には出していないけれど、考えている事は私も同じ…


“大丈夫だよ!!少しずつ良くなるよ!!だから毎日お仕事頑張ろうネ!!”


さっきの孝さんの柔らかな眼差しと言葉が、私が口に出した言葉に確かな自信を持たせてくれていた……




    ゚゙・* 完 *・゙゚
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