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止められなかった…
第11章 不安定な心…
目覚めて時計を見ると、夕方の6時だった。


8時間程グッスリ寝ていたらしい…。


“…お腹空いたな…”


独り言を呟きながら、キッチンであり合わせの料理を作り黙々と食べた。


“…ごちそうさま…”


食器を運びサッと片付ける。


身体が怠い…
まだまだ眠れそうだ…

私は、またベットへ向かった。


横になって目を瞑ると、昨夜から今朝にかけての出来事が頭の中を駆け巡り出す…。


孝さんの指の感触…

何をされて、自分の身体がどう反応したか…

孝さんが発した言葉の一つ一つ…

孝さんの声…表情…


頭の中で思い起こしているだけなのに、私の下半身は勝手に疼き出す…


私は、そんな自分が急に恥ずかしくなり、何事も無かったように無理矢理眠りにつく。

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