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第9章 人目を避けて

　そのあとで、再びシャワーを片手に、先に塗った所をもう片

方の手をスポンジの代わりにして洗い流していた。

「勇次さんそんなことされたら、また変になりそうで、
立っていられなくなりそうよ」

「その時には、僕が居るじゃない、杖代わりにしていいよ」

「この後僕が、優しくしてあげるところを、綺麗にしておくからね、
もう一度脚を拡げなさい」

　彼女の正面にしゃがみ込み、片方の手で、クリトリスの表皮

を上に引き上げて、赤いクリットの顔を出させて、それにシャ

ワーを近付けたり、離したりと何度も繰り返していたのだった。

「勇次さん、もう駄目、我慢できない、亦来たわ、イクーーゥ」

　彼女は立ったまましゃがんでいる勇次の両肩を掴んでいた。