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女医の診察日誌
第13章 不倫の結末
「これからの高齢化社会の中で、皆さん一人一人が、施設に
入って来るご高齢の方々を、わが子や、今の自分を生んでく
れたり、育ててきてくれた親に対する様な、思いやりの気持
ちをもって、優しく、丁寧に接していただきたい。皆さんも
いつかは、此処に入って来られる方々のように、必ず年を取
るのです、ですから、常に相手の事を思い、自分にあてはめて、
こうしてあげたら嬉しいだろうか、こうしてくれたら嬉しいの
にと、相手が笑顔になることを、毎日考えながら、それぞれの
持ち場で頑張っていただきたいと思います」
“あすなろ1号館”は収容数がすぐに満杯となり、運営は順調
に推移し、理事長の勇次は、”この手の施設は、まだまだ需要が
有るぞ”と考え、2号館の候補地を探していた。その頃”あすなろ”
の、副理事長で、太田病院の院長の理恵は、第二子を妊娠しており、
その子が男だと知らされており、勇次はこれで安心と、広い理事
長室で、次の策を考えていたのである。
入って来るご高齢の方々を、わが子や、今の自分を生んでく
れたり、育ててきてくれた親に対する様な、思いやりの気持
ちをもって、優しく、丁寧に接していただきたい。皆さんも
いつかは、此処に入って来られる方々のように、必ず年を取
るのです、ですから、常に相手の事を思い、自分にあてはめて、
こうしてあげたら嬉しいだろうか、こうしてくれたら嬉しいの
にと、相手が笑顔になることを、毎日考えながら、それぞれの
持ち場で頑張っていただきたいと思います」
“あすなろ1号館”は収容数がすぐに満杯となり、運営は順調
に推移し、理事長の勇次は、”この手の施設は、まだまだ需要が
有るぞ”と考え、2号館の候補地を探していた。その頃”あすなろ”
の、副理事長で、太田病院の院長の理恵は、第二子を妊娠しており、
その子が男だと知らされており、勇次はこれで安心と、広い理事
長室で、次の策を考えていたのである。