この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
同級生
第6章 夢で見た夜
翌日、私が起きた時には玄くんはすでに起きてて隣には居なかった。ぼんやりしてるうちに髪を拭きながら出てきて、あ、シャワー浴びてたのか、と分かった。

私がシャワーを浴びてる間に玄くんが簡単な朝ごはんを作ってくれて。
カウンターテーブルで2人で朝食。

私を送り届けたらそのまま仕事に向かうから、と玄くんは廊下に出て行った。
廊下にある扉の中に、ウォークインクローゼットがあって。そこで着替えも済ますらしい。

出てきた玄くんは、僧衣を着ていて。

「⁉︎」

目を見開いた私に玄くんが苦笑する。

「今日は法事2件と葬式が重なってね。兄貴と親父だけじゃ手が足りないから昨日の朝急に駆り出された。親父が昨日今日で通夜と葬儀に入ることになったからね。それがなきゃ休みだったんだけど。」

黒い僧衣に、焦茶色の袈裟、白足袋に白いぞうり、という出で立ちで、黒いポルシェに乗り込む玄くん。ハンドルを握る手、着物から覗いた手首にはブレスレットのように数珠が掛かっている…と、助手席に昨日と同じ格好の私…
なんてシュールな絵面だろうか…

家まで送り届けてもらう間、言葉数が少なくなったのは言うまでもない…



/62ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ