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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第3章 夜に紛れて


「美紀ぃーー!!」


事が終わった後の個室に、薬でハイになっている桜が入って来て、ぁたしに抱き付いて来た。



「ちょっ…!?
桜ぁーぁたしそんな趣味無いよ……」

「私も無いよー
けど後ろぉーー!」


桜の向こうに、さっきの桜と一緒に行った男がいる、この展開は……



「この際だから、4人でパーッとやろうぜ」

「おぅ、良いなそれ」


やっぱりと思うが、まぁ良いか…
どちらにしても同じ‥変わりは無い。



もう1人の男がぁたしにキスして来る…



「ん…ふぁ…」

「アイツ1人じゃ足りねぇだろ…美紀…」


ソファーに覆い被さるように、ぁたしに詰め寄る男。


別に‥気持ちが良く無い訳じゃ無い…


けど何かが足りない…



何??


高揚感??


それとも自分の心??



ぁたしはまだ引きずっている‥季永さんの事……


考えてちゃいけない…
あの人は父親なんだ。


それ以上踏み込んじゃいけない!


ぁたしが惨めになるだけだから。



「あっ…んっ…」


男2人が交互に、ぁたしの身体を‥肉棒が胎内を通って行く…


自分勝手で、一方的な行為……


そんなのにすがりついてる、ぁたしも馬鹿だとは思う。


だけど、こうしていないと忘れられない…
今この時だけ、忘れていられるから……



「あっ…あぁぁぁ!!」


背をしならせて軽い快感に浸る、男達はこれでぁたしを落としたと思い込んでいるんだろう…


経験の違い…
そんなの口に出して言える訳が無い。


桜は薬のせいで完全にハイになり、男達にすがってはしゃいでいる。


ぁたしにそこまでの勇気は……無い…
だから、お酒だけ。




男達が桜に回っている間に、ぁたしは髪を上げて、小さなシャワールームを使う。



「はぁ……」


今更どんなに洗っても、こんなに汚れた身体が綺麗になる筈なんて無い…
そんな事分かっているのに……

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