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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第3章 夜に紛れて
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シャワーから出て、呑気にビールを飲むぁたし…
カクテルも嫌いでは無いけど、飲み方間違うとヤバいから避けてる。
どうやら、最初にぁたしと寝た男も薬を使ったのか、桜との行為が3人で続いている…
コレが薬の影響…
回りなんて見えちゃいない、ただ本能だけの獣………
ぁたしは煙草片手にビールを持って、そっと個室を後にした。
あぁなったら止められない…
そんな事は十分理解してるから・・・
またカウンターで1人ビールを飲むぁたし、もう大体相手が決まったので、声を掛けて来る奴もいない…
だから1人呑気に酒を飲む、お酒はぁたしの気を紛らわしてくれる、現実逃避だと言われても良い…
あの日から、ぁたしは現実から逃げてるのだから……
「何、また美紀ちゃん1人かい?」
バーテンダーさんも最近分かっていて、手が空くこの時間に、何時も話し掛けて来てくれる。
「ふふー
今日も売れ残りー!」
「ワザとでしょ?
毎回毎回上手いから」
「えー!
一応朝までコースありだよー?」
「たまにね」
空になったグラスを片付け、新しくビールを出してくれる。
「たまにで良いの、毎日じゃ疲れちゃう」
「年寄り発言だよ、それ」
「えー!!!」
ふてくされるぁたしに、バーテンダーさんはクスクス笑ってる。
「美紀ちゃんは薬使わないね」
「興味無い…
変わりないもの……」
「此処に来る客にしたら変わってるよ美紀ちゃんは…」
「そーかなぁー?
冬二が連れて来たんだよ??」
「そうだったね」
冬二、坂板冬二、この辺を仕切ってる奴…
ぁたし達より年上で、何故かぁたしを気に入っている。
それがまた問題なんだけど………
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