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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第2章 衝撃的な出来事


「わっ…分からないですっ!
こんな事…したこと…無い…から………」


真っ赤になって季永さんを見る私……

そんな私に向かって、季永さんはしゃがみ込み、目線を私と同じ高さにしてから、急に真面目な顔をした…



「…美紀が……欲しい…
いけないのは分かっている…
けど…どうしても美紀に触れたい……」

「季永…さん……」


季永さんになら良いと思う…


私の選択は間違いじゃ無い…


絶対に間違いじゃ無い!!



恥ずかしいのを我慢して、やっとの思いで私は声を出た。



「私も…初めては……季永さんが…良い………」

「…私に身を任せてくれるね?
美紀に触れたら…多分止まれない…それでも良いんだね??」


覚悟を決めて、小さく頷く私……


そうしたら、季永さんは私をお姫様抱っこのように優しく抱き上げて、店の奥に進んでいく…





アトリエとは違う、シンプルな季永さんのプライベート空間…その部屋のベッドに私は優しく下ろされた。



「触れたら壊してしまいそうだ……」


そう言いながら、季永さんもベッドの上に上がって、私にまたキスして来る。



「んっ…はぁ…」

「そう…少しずつ息を吸って…んっ…美紀…美紀……」


重なる唇の僅かな隙間から、季永さんの舌が入り込んで来て……


どうして良いか分からない私…
必死に逃げていたのに、季永さんの舌は私の舌を見付け、絡んで舐められた…



「んんっ…やぁ…季永…さん…」

「逃げないで…私に身を任せて…そう……」


これがディープキス??


知識として知ってはいるけど、何だか変な気分になる感じ…なんだろうこの感覚……


ふわふわしてるような…


だけど、季永さんの温もりは、はっきり分かる…


触れられた舌が熱い…
季永さんのも…多分‥私のも………



ゆっくりと唇を離す季永さん、だけど二人の間には銀色の線が引き、まだ2人を繋いでいるよう…



優しく私をベッドに押し倒して、セーラー服の下から季永さんの手がすべり込んで来た…


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