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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第10章 破棄の約束



ページの締め括りに、そう書いてあった。


そうだよね、時間の掛かる自殺と同じ…
ぁたしの心がそう望んでいるの??


空っぽだから、知らず自殺願望?


生きたい‥彼奴に屈した時に心はそう思ったのに、身体が否定してしまってる。


ボロボロにされるくらいなら、身体は少しずつ少しずつ死に持って行こう、そう訴えて食べ物を受け付けなくなっていった。



「・・こんなに弱かったかな‥ぁたし……」


何度も、壊れると思った出来事はあったのに…
それなのに、今回だけはボロボロで怯える日々。


それは、心ではなく直接身体の苦痛だから?
だから身体が拒絶する??


心は沢山粉々になったケド、身体は初めて…
今のぁたしの身体は、全身傷だらけ、痕も消えなく‥いや、消える暇も無く、次の痕が付けられる。


それに・・


あの蝋燭の時に、無理やり取られた、あそこの毛は未だに生える事も無く、あそこは無毛のまま。

生えないと気付いた時、中途半端に残ってたのを処理した虚しさ…
ぁたしはもう人前で裸になれない、好奇の目に晒されたくない。



「・・やっぱり‥心も身体もボロボロだぁ……」


一番怖い携帯は、何個も重ねたクッションの下、気休めだと嫌なほど分かってるケド、目に見えている方が怖い、何時鳴るかとチラチラ見てしまうから。


それくらい、ぁたしは吉田に呼び出されるのを恐れている‥次は殺されるのではないか……


緩慢な自殺より、直ぐ側にある死‥それがぁたしを更に追い詰める、いつ殺されるかと………



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