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第10章 破棄の約束

人って、どこまで痩せても大丈夫でいられるんだろう？？


今のぁたしは、まぁ‥ギリギリだけど外には出れる、かなりダルいケド何とか保っていられるみたい。


でも、これ以上痩せたら？？



「こういうの拒食症って言うんだよね…」


自覚はあるんだ、ぁたしがそうだって事、でも詳しい事は知らない。



「・・そうだ、パソコン・・・」


こういう時は検索……


机の上のスケッチブックを見ないフリして、ぁたしはパソコンを立ち上げる。


付属高の時は毎日使ってた、授業とは別に動画配信のカリキュラムもあったから…


夜学に行ってからは、触る事も忘れて…
目まぐるしく変わるリアルに、何時の間にかパソコンを開く事自体を忘れてしまっていた。


カリキュラムは関係無く、ぁたしはネットの世界が好きだった筈なのに、そんな事も忘れてしまってたなんて‥



「とりあえず検索検索」


余計な事はさて置き、先ずは『拒食症』の検索、ワードを入れれば出て来る関連項目。


適当にクリック、出て来た説明をじっくり読んで行くと………



「・・・
普通、ダイエットからなんだ」


過度のダイエットのせいで、食事を受け付けなくなるのが一般的。



「でも、ストレス‥心的原因も……
食べれなくなり、衰弱し…」


やっぱり、行き着く先は衰弱死。


成人で40ｷﾛを大きく下回ったらヤバいらしい…
ぁたしはまだ、そこまでは行って無い、だけど今のまま食べては吐きを繰り返すと……


吐くのにだって体力は要る、食べる量以上に吐くんだもん、体力も使うよ。



「・・緩慢な自殺・・か・・・」



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