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いとおしい青
第11章 やさしい束縛
杏奈は幸せそうに話している。
松嶋さんの実家へ挨拶言った時
緊張したエピソードを聞いたりしていた。

由佳さんに聞いたところ
お祝いでケーキもサプライズで作ると聞いたので
予め頼んでおいた。

「私は由貴にも幸せになってほしいよ…ホントに」
杏奈は由貴を見る。

「よく言うよ…私より先に結婚したら嫌とか
散々言ってたじゃない(笑)」
由貴は入社さて間もない頃を思い出した。

「よっちゃん格好良くなってるね。
マネージャーやるとはねー。私も驚いたわ。」
杏奈はシャンパンを口にする。

「婚約とか してるのかな?」
由貴は寂しそうによっちゃんを見た。

よっちゃんに何度も会いたいと思った。
なりたい仕事につけるまで
邪魔したくなかったし。由佳さんにも聞かないでおいた。

そろそろ他の男性にも目を向けるべきかな…

「杏奈と松嶋さん見てたら羨ましいよ。
私もお見合いでもして結婚しよっかなー。」
由貴は少し開き直ったように言った。


カタン…!

フロアーが電気が消えて暗くなった。

私が頼んだ婚約祝いのケーキだろう…。

音楽にのせて…

暗がりから
バラの花束を抱えた人が
私の前で足を止めた。

「由貴!結婚して下さい!」

そこにいるのは義之だった。

えぇっ…

「ケーキはいつでるの?人違いしてない?」
由貴は焦った。


「間違えてねぇよ!
今更 見合いなんてするな!
俺の事待ってたんじゃないのかよ。
ケーキはこの後にでるから。」

隣にいた
杏奈と松嶋さんは笑ってた
「ほら 由貴、返事は?」

花束を受け取りながら
由貴ははいと答えた。

「付き合ってないのに結婚しようと言って大丈夫?」
念のため 義之に聞く
「まぁまぁお金も貯めたんだ。
由貴の傍にいたい。」

「ありがとう。…」


由貴は涙が溢れた。
義之は優しく由貴を抱きしめた。

フロアスタッフも客も盛大な拍手で祝った。



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