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Vesica Pisces
第9章 太陽は静寂を焦がす
メールはすぐさま返ってきた。

“ベッドで話して終わりとかありえねーんだけど”

“私は楽しかったよ”

“ベッド本来の役割っつーのがあるんだよ”

“一応寝たよね?”

“バーカ、意味がちげーよ”

意味?ベッドで寝る…ねる!?

“今度は本来の使い方するからな!!”

怒涛のメールの最後はそう締めくくられていた。

家に着くとすぐさま母の姿を探した。

『お母さん、昨日はごめんなさい、ありがとう』

「おかえり、今度ちゃんと紹介してちょうだいね」

『うん、わかった』

部屋に戻って着替えるとベッドに寝転んだ。

ベッドの本来の使い方…そういう事だよね。

目を閉じると…未だにはっきり浮かぶ夜がある。

初めての夜と、数日後の彼の台詞。

透は違うと振り払いたいのに、絶対違うとなどと確信はやはり持てない。

もしもう一度そうなってしまったら…楽しみにしていた10日後がそういう日にならなければいいと願わずにいられない。

「伽耶!!昨夜の外泊はなんなんだ!?」

突然開いて捲し立てた昌樹にウンザリしながらも、ちゃんと夕食の席で透の事を説明した。

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