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第14章 臨時休業

「触るよ」
そう言った後はめちゃくちゃに石井の体を触りまくった。
ガブガブと噛みつくようなキスをしながら。舌を遠慮なく突っ込んで小さな口内を搔き回しながら。

まあるく膨らんだ胸を掴んで捏ねまわす。
硬くなった乳首の感触を楽しむようにコロコロと掌で押し転がすと石井が体をくねらせる。

「ンンッ、や……っ」
いきなり激しくなった愛撫に石井が逃げるような仕草を見せる。
俺は石井の体のそこかしこを掴んで引き寄せ、ソファと俺自身の体で挟み撃ちにして逃げられないようにした。

翻弄されるように石井の小さな体が俺の腕の中で形を変える。
どこもかしこも柔らかくて、俺のむりやりな愛撫にも微かな抵抗をにじませながら応えてくれる。
弱々しく何度か俺の肩を押し返したが、そういう仕草が男を余計に興奮させるのを石井は知っているんだろうか。

そう思ったら急に独占欲が湧き上がって石井の首筋に噛みついた。
「ひゃっ……んっ」
びくっと肩を震わせて石井が反応する。
「お返し」
低く言ってそのまま耳まで嘗め上げる。
「ん、ンっ、はぁっ……」
ふるふると石井の体が揺れる。

そんな反応全部、俺だけのものにしたくて。
腕の中に閉じ込めるように石井の体を抱え上げた。

正座から少し立ち上がったような姿勢で石井の体に覆いかぶさる。
そうすると石井は足を開くしかなくて、俺の腿の上に中途半端に乗ったまま閉じられない太ももをもぞもぞと動かした。

短パンがずり落ちて、石井の手がそれを押さえている。
俺はそれが目に入ったとたん石井の手をどけさせて、ずるっと短パンを足から引き抜いた。