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禁煙チュウ
第7章 お泊り
浴室もわりと綺麗で、普段ここで宮田さんが裸でいるのかーと思うとドキドキした。
同時に雪乃さんの姿も頭に浮かぶ。
一緒に入ったりしてたのかな。

ブルブル頭を振ってシャワーを浴びる。
ボディシャンプーを使うと嗅いだことのある匂いがした。宮田さんの匂い。
自分の体にその匂いが付くのはなんだか官能的で、自分でしたことなのに恥ずかしくなってしまった。

タオルも着替えも同じで、いちいち宮田さんの匂いに包まれる。
一人でこんなにドキドキしてるのも馬鹿らしくて、服を整えるとさっと部屋に戻った。

リビングでテレビを見ていた宮田さんは、わたしを見るとむちゃくちゃわかりやすく目を逸らした。
「お風呂いただきました」
「あ、はい」
じゃあ俺も行きまーす、とわたしの横をすり抜ける。
狭いところを体が触らないようにススス、と。

「あ、先寝てていいから」
と扉の向こうから声がした。

はぁい、と返しつつ、部屋にあった姿見で自分を見る。
宮田さんのブカブカの部屋着。
短パンがひざ下まできてて、脱げそうで手で押さえてる。
ドキドキしてくれてるのかな。

テレビを消して、ロフトに上った。
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