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禁煙チュウ
第11章 はじめて その4
頭をおとして、宮田さんが腰を使う。
ゆっくりと、だけど確実に奥へ。
宮田さん自身にわたしのナカが拡げられていくのがはっきり解って、嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちとで頭がぐちゃぐちゃになる。

それになにより、入ってくるときは普通にやっぱり痛い。
「ん、う……」
ぎゅっと目をつぶると宮田さんが動きを止める。

「痛い?」
「……っはい……」
「入れる時のが痛いんだな……」

宮田さんはそっと身をかがめて、わたしの胸に吸い付いた。
「あっ……」
ちゅう、と乳首を吸う。
れろれろ、と舌を使う。

「んっ……や、ぁっ」
同時に腰を押し入れてきているのも感じる。
敏感になったところと、まだ痛いところと、頭の中でぐるぐるして気が変になりそう。

多分半分? くらいのところで宮田さんが引き帰していく。
ゆっくり、ゆっくり。
わたしのナカが吸い付くように収縮する。

「っああ、はぁ……っ」
大きめの声が出てしまう。
「引くときは、気持ちいいんだ?」
宮田さんの言葉に、からかわれているのかと目を開ける。

だけどその目は心配そうにわたしを見つめていて、そうじゃないとすぐ解る。
「はい……」
こくこく頷いて見せると安心したような顔をする。

どこまで優しいんだろうこの人は?
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