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第1章 停電中





「こう?」

「…ぁぁ、ぎ、…気、持ちぃ、ぃ…のぉ…」



指が殖やされ、骨太の指が膣内を満たす。

私の望んだ通り、親指はクリトリスを捉え揺さぶりをかける。

躰中をヌメった肉厚の熱を孕んだ舌が這いまわる。

男の気配が下に下がる。



「そ、こはい…いから…口が寂しいの…」



暗闇の中、舌をだし、男にキスをせがむ。

暗闇にも目が慣れ、男がフッと目元を細めた感じがする。

その刹那、男の上体をあげ噛みつくように私の舌を捕らえ唇を貪ってきた。

お互いの身に着けていた衣類を剥がす。

女とは違う、硬く張りのある肌をあじわいながら。

お互いの唾液でグチョグチョになりながら、途切れ、途切れに男のいきり立つ陰茎に手を擦り付けながら懇願する。



「ンはっっ…も、ぁふっ…ぁ、アナタのこ、れで、…あ、ァタシを…ぅっ、ふぅっ…、いっぱいにし、…してぇ…」



言い終わると、蜜口を脇開きながら太く硬く、灼熱の滾りが一気に最奥まで撃ち込まれ目の前と脳内がスパークし、ショートした。




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