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悲愴ノ渦
第3章 宣告
パンッパンッパンッ…

「あぁっ…父さん…」
「陽菜…」

パンッパンッパンッ…

「あっ…んっ…」

薄明かりの部屋の中…

父娘な俺達が、一組の男女になって求め会う…

「アァッ…陽菜…」

パンッパンッパンッ…

「あっ…父さん…あぁっ…」
「いいよ、背中つかんでも。」

パンッパンッパンッ…

パンッパンッパンッ…

「陽菜…陽菜…陽菜…出るっ!!」

ドグッ…ビュッ…ビュッ…ビュッ…

陽菜の中が、静かに波を打ってるのがわかる。

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