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immorality ~哀戦士編~
第3章 社内一の美女 ~新人研修~
...
江梨花は、社用車の後ろに乗り、自宅に向かっていた。
それは、総務課の課長からの指示だった
江梨花が誓約書にサインをすると、すぐに寮に入る準備を命じられたのだ。
...
車は30分ほどで、江梨花が一人で住む、2DKのマンションに着いた
運転手から急ぐよう言われ、とりあえず着替えと、化粧道具だけを用意する
再び、社用車に乗り込み、寮へと向かう江梨花
”寮行くのに送迎なんて、すごいわね”
ここ数年、躍進を続けてきた、ライバル社所有の寮
江梨花の期待が、膨らんでいく
高級車の後ろでくつろぐ江梨花は、秘書課に異動したことを喜んでいた。
自宅から40分程走ったところで、車は止まった
「着きましたよ」
運転手の言葉で、辺りを見回す江梨花
江梨花の顔が、曇り始める
「あの...どこですか?」
「どこって、そこですよ」
不機嫌そうに答える運転手
江梨花は、運転手の指す建物を見る
「うそっ!.....」
江梨花は驚き、言葉をなくした。
...
それは、かなり古い2階建てのマンションだった
”これって...昭和じゃないの?”
思い描いたものとのギャップに、江梨花の心は沈んだ。
...
車を降りた江梨花は、辺りを見回す
そのマンションは、壁が汚くボロボロで、所々剥げていた
もし、大きな地震でもきたら、すぐに潰れそうだ
周りは畑が広がり、民家が数件見える
隣りに建つ、小さな建物には看板があり『スナックあけみ』と書かれていた
他に店らしい建物は、一件も見えない
”まさか、コンビニもないとか?”
江梨花の表情は、社用車に乗っていた時とは、別人のように曇っていた。
江梨花は、社用車の後ろに乗り、自宅に向かっていた。
それは、総務課の課長からの指示だった
江梨花が誓約書にサインをすると、すぐに寮に入る準備を命じられたのだ。
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車は30分ほどで、江梨花が一人で住む、2DKのマンションに着いた
運転手から急ぐよう言われ、とりあえず着替えと、化粧道具だけを用意する
再び、社用車に乗り込み、寮へと向かう江梨花
”寮行くのに送迎なんて、すごいわね”
ここ数年、躍進を続けてきた、ライバル社所有の寮
江梨花の期待が、膨らんでいく
高級車の後ろでくつろぐ江梨花は、秘書課に異動したことを喜んでいた。
自宅から40分程走ったところで、車は止まった
「着きましたよ」
運転手の言葉で、辺りを見回す江梨花
江梨花の顔が、曇り始める
「あの...どこですか?」
「どこって、そこですよ」
不機嫌そうに答える運転手
江梨花は、運転手の指す建物を見る
「うそっ!.....」
江梨花は驚き、言葉をなくした。
...
それは、かなり古い2階建てのマンションだった
”これって...昭和じゃないの?”
思い描いたものとのギャップに、江梨花の心は沈んだ。
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車を降りた江梨花は、辺りを見回す
そのマンションは、壁が汚くボロボロで、所々剥げていた
もし、大きな地震でもきたら、すぐに潰れそうだ
周りは畑が広がり、民家が数件見える
隣りに建つ、小さな建物には看板があり『スナックあけみ』と書かれていた
他に店らしい建物は、一件も見えない
”まさか、コンビニもないとか?”
江梨花の表情は、社用車に乗っていた時とは、別人のように曇っていた。