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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う



流石、VIP専用と言うだけあって、中は豪華仕様‥やっぱ違うわ。



「お元気そうで何よりです」


「遠藤さんも…
でも、どうして私が此処に来ているって分かったの?」


「それは会長から…
会場内から密かに連絡がありました」


「えっ?
見付かっていたの??」


「そのようですよ」


紀永‥しっかりしてるよ…
まさか、見付かっていたなんて、ぁたしは全然気付いていなかった。



「とりあえず、会長がこちらに戻られるまで、コーヒーでも如何ですか?」


「えっと…
アイスコーヒー‥ある?」


「勿論です」


ぁたしはソファーに座って、遠藤さんが出してくれたアイスコーヒーを一口…


ずっと、セミナーを聞きながら、端末のやり取りをしていたんで、喉が渇いていたみたい。



「んー
久しぶりの普通サイズ」


「何時もは?」


「大学内だと、アイスコーヒーもビックサイズなのよ…
長時間の時は良いけれど、昼食時とかは流石に多くて頼めないし…」


「何事も大きな国ですから…」


「本当に……」


こうペントハウス以外での日本語なんて久々…
MITに日本人は居るには居るけど、みんな専攻違いで会う事は少ない。



「このセミナーの為に米国に?」


「主たる要件は、このセミナーです…
ただ……」


「ただ?」


「・・それは会長から、直接お聞きになった方が良いですよ」


「そう…
でも、滞在日数は?」


「今日を入れて、アメリカ国内は3日というところですね」


「3日かぁ…」


それでも、紀永にしたら抜け出せた方…
往復も合わせて、5日も仕事を空けた事なんて無いもの。



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