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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第11章 早乙女会長のお嬢様



「随分、米国が肩入れする」


「原因はこれ……」


横に置いていた鞄から、2つのパスポートを取り出し紀永へ…



「1つは米国?
中を見ても良いのかい??」


「・・・・・うん」


渡したパスポートを紀永が確認してる…
ぁたしは、何か言われるのを待つしか無い・・



「・・・
米国もかなり本気のようだ…
確か、国家的重要人物指定は、米国国内でも100名居るか居ないか、まさかその1人に選ばれるとは・・・」


「米国は、ただで私を逃がしたく無いんでしょう、こんなのが付いたら、日本に戻っても米国と切れない‥それを見越しているんだと思う」


オリバーさんが多少言ってた、揉めたって…
でも、ぁたしの一時帰国に慌てて許可を出したと……



「だがね、米国自体を見方に付けておくのは悪くない…
今はともかく、後々美紀に有利に働くよこれは……
米国が認めたとなれば、日本にも通達は来ている筈、日本でも外交するかい??」


「まさか…
日本でLittle Witchとして動く気なんて無い…
Little WitchもWitch of the fingertipも日本では使わないつもり」


「どうして?
既に国際的に有名なのに??」


それは分かるよ…
だけど、ぁたしのやりたい事とは違う、根本的から違うの……



「私は‥1からやりたい‥‥普通の社会人として、普通に仕事‥クラスター社に入社したいの」


「普通…
一般社員として??」


「そう…
プログラマーとしてなら米国で資格取ってるし、大卒なら1からでしょう?」


「だが……」


抱き締めている腕で分かる、紀永が何か考えている事くらい…



「私のサポートをしてくれるのが一番良いのだが…
それに、早乙女美紀として入社しても、周りの目が厳しい」


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