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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第3章 海外留学



紀永は気楽に買ってくれるけど、ぁたしは戦々恐々…
だって支払いは、しれっとブラックカード。


庶民じゃ、お目に掛かる事なんて殆ど無いでしょう?


本当、こういう価値観は違い過ぎるって実感・・



「表参道だから、もう少し歩きたい‥かな?」


「構わないよ」


こっちも高いよ、たけど銀座よりはマシに思えて来るのは何故だろう?


ぁたしの感覚まで麻痺しそうだよ・・・



やっと飲めるようになったアイスコーヒーを飲みきって、街歩き再開。


そろそろ夕方も過ぎる頃、店のショーウィンドの明かりも綺麗に見えて、歩いているだけで楽しく思える。



「機嫌良さそうだ…」


「うん…
元々ウィンドウショッピングは好きな方だけど、紀永と2人だから」


「そうだね…
私も美紀と2人きりで外は楽しいよ…
なかなか出来ないのが痛いが……」


「それは仕方が無いでしょう、紀永は忙しいもん」


「だけど、こうして時間を作って、美紀と歩きたいね‥普通のデートのように……」


「・・デート・・・」


た‥確かに端から見れば、そう見えるんだろうなぁ…


紀永とデート……


少しだけ、ぁたしの頬赤くなってない??


間違ってはいないよ、でも少しだけ恥ずかしさも‥今まで、こんな事をした事無かったから。



「・・うわぁーー」


ぁたしが立ち止まったのは、1件の宝飾品店…
そこのディスプレイに展示してある指輪・・



「やっぱり、こういうのが気になる?」


「気にならないって言ったら嘘になるよ…」


あまり宝飾品は身に着けない方だけど…
一番は、まだ早いかなって思ってたのが理由。



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