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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第3章 海外留学



目に付いたのは、プラチナのペアリング…
シンプルなデザインだけど、こういうのがまた良いと思う。


でも、無理なんだよね‥ぁたしと紀永だと…
恋人の前に親子だもん、ペアリングは不自然、そんなの当たり前の話。



「・・指輪?」


「うん…
他の場所に‥行こうか……」


だけど紀永は立ち止まって、何かを考えているよう・・



「・・ペアリング‥か……
買おうか美紀」


「でも!」


「私に考えがあるから‥ね?」


「・・・・・」


紀永、何を考えてたんだろう??


店に入って、ディスプレイの他にもペアリングを物色。



「沢山種類がある…」


「どれでも構わないよ?」


「う‥うん……
でも、こういうのって、紀永の方が見る目確かかなって…」


「私が選んで良いのかい?」


「お願い……」


ぁたしじゃ選びきれないし、此処は紀永の方が良いと思う。



「・・そうだね……」


やんわりと店内を見回したかと思うと、店の奥の方へ…


慌てて付いて行くぁたし、奥の方は綺麗だけど値段が高いのが沢山…
しっかり警備員まで居るよ。



「・・・
これなんか‥どうだい??」


指差したのは、プラチナの指輪の中心に、邪魔にならない程度のピンクダイヤが付いた物。


男女でデザインは一緒だけど大きさが違い、女性の方は細身でプラチナが緩い螺旋になってる。


男性の方も同じ螺旋だけど、太さが少しある感じ。



「これ‥凄く良い………」


「そう?
じゃ、これにしようか?」


「本当に良いの?」


「ああ……」


流石に左手とはいかず、合わせたのは右手の薬指、紀永の方は同じプラチナのロングチェーンも買っていた。


値段は・・・聞かないでね・・・


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