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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第4章 MITの秀才



「MIT志望と聞いているが?」


「はい…
コンピューター学と経済学、どちらもやりたいのでMITを選択しました」


「なるほど…
入試は9月だ、それまでは私に付いて単位の足しにすれば良い…
日本の東大からも推薦が来ているし、特別学生としての許可も大学から下りているんだ」


嘘!?
里見教授がハーバードにも!?



「ありがとうございます、是非そうさせて下さい」


「それで良い…
MITを目指すなら貪欲な事も必要、そこは十分分かっているようだねミス早乙女?」


「美紀で構いません」


「では学生達に紹介しよう」


紀永が里見教授に話したのか、ぁたしはハーバードの特別学生待遇となり、MIT受験までの4ヶ月弱を、リチャード博士の研究室で過ごす事になった・・





「ゆーさん、ごめんパンだけで良い!」


「あらら……」


それからは毎日が忙しく、朝起きたら直ぐに大学。


勿論懲りたので車移動、やっとボストンの道と言うか、米国の交通ルールに馴れて来たみたい。


真っ直ぐハーバード大学に直行、講義は出ても良いらしいので、朝のリチャード博士の研究室での研究を終えてから、経済学の講義。


因みに、ハーバードにはコンピューター学という専門の学部は無いので、もう1つの目的経済学をチョイス。


午前中から、午後の途中までは経済学に没頭、その後はまたリチャード博士の研究室に戻り続き。


毎日が目まぐるしい……


でも、ハーバードの特別学生という事で、先に単位が取れるのはありがたいよ?


特別と言いながら、一般の学生と同じ扱いだもん、こんなラッキーな事はなかなか無い。



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