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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第4章 MITの秀才



流石に、付属高みたいのは無かったが、周りがぁたしを見る目は羨望と嫉妬。


普通4年掛かるのを1年にし、論文発表で企業からの勧誘も沢山だとこうなる‥そこは仕方ないと思っているけど・・



「これ早く終わらせて、数日で良いから休みたいよ」


「美紀らしいね…」


「まあ……」


図書室だけに、長話をしている訳にもいかず、キャルも空いている端末に座って、真面目に論文の構想を練る気みたい。


ぁたしの方は、半分以上終わってはいる…
紀永とリチャード博士の元に居たせいか、コンピューター学で苦労する事はあまり無い。



(論文は良いけど、プログラムどうしよう?)



図書室で‥は少し不味い、キーボード操作がかなり響くし…



(どこかの端末借りられないかな??)



論文の方は目処か付いているから、付随するプログラムの方…
明日博士にでも聞いてみよう。



(だとしたら、今日の内に論文終わらせないと…
また今日も仮眠だけだよ)



これ、朝方まで掛かると思う…
1~2時間仮眠したら、まあ‥保つとは思う。


丈夫が取り得…
あの極限の拒食症でも倒れなかったぁたし、やっぱり丈夫さは人一倍ある‥らしい。




予想通り、論文を書き上げたのが朝方、今日の講義は昼からだから、数時間は仮眠出来る。


因みにキャルはと言うと、夜中になる頃にダウンしちゃった。




「んんー!」


少々狭くても、個人スペースがあるのは嬉しい、手早くシャワーを済ませ、ちょっと硬いベッドに潜り込む。



「うーん…
疲れた……」


そのまま直ぐ微睡みの中に………



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