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第5章 妊娠

数日後…

¨ない。生理、いつもは、キチンと来てたのに。ストレスかな？¨

「はぁっ。」
「どうした？」
「あっ、ううん。お腹痛いだけ。」
「お前、最近、カレンダーばっか見てるけど、出来たか？」
「…。」

¨まさか、ね。¨

念の為、事前に買っといた検査薬で試したら…

「嘘だ。なんで？どうして？やだよ。」
「出来たか。そっか…。じゃ、病院行くか。」
「うん…」

冬休みになって、直ぐ私は、お父さんと市外の総合病院へ行った。

「いいか？あくまでも、彼氏とヤッて、って言えよ？」
「うん。」

怖かった。どうしよう。

「まだ、小さいけど胎のうが見えますね。」

¨やっぱり出来てたか。¨

「で、お父さん？どうします？」
「お願いします！」
「…。」
「生ませてやってください！」
「えっ？」
「きみは？どうなのかな？お父さん、こうお願いしてるけど。」
「お、お願いします。殺さないでください。」

私も頭を下げた。

帰り道、区役所とか行って、手続きを取った。