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脳内妹
第2章 花火大会
「良かった。」
「俺も…。行くか…」
「うん!」

優紀は、下駄の音を鳴らしながら、俺と腕を組んで歩く…

プニッ…プニッ…

腕に感じる胸の柔らかさ…

「いいのか?友達と行かなくても…」
「いいの!私は、お兄ちゃんと行きたいんだもん!」
「ありがとな、優紀…」

段々と人も混んできて、花火大会の会場が近付いてきた…

「凄いね。去年、ここまで混んでなかったのに…」
「あー、あれだよ、優紀。」

俺は、会場近くに貼ってあったポスターを指した。

「花火大会100選?なにこれ?」
「さぁ?まっ、それでこの人混みか。優紀…」

ギュッ…

優紀の肩を抱き締め、歩く…

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