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第2章 花火大会

「昔はさ、お兄ちゃん、よく手を繋いでくれたよね。」
「あぁ。あの頃は、お前直ぐに迷子になってた。」
「そっか。」

それ以外にもあったけど…

「おっ、優紀？お前の好きなフランクフルトあるぞ。」
「…。」

ギュッ…

「どうした？」
「…。」
「優紀？」

ツンツン…

袖口を引っ張られ、優紀が止まった…

「お兄ちゃん？」
「ん？」

『誰か、お尻触ってる…』

¨なにっ？！俺だって、触りたいのにっ！！¨

誰だか知らんが、腹ただしい！