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第19章 仁&類と静&萌【成長と悶絶】

類はその内容にゾッとしたが折角付き合うことが出来たのだ…無駄にするつもりは無い…告白する前に経験者の話も聞いた…上手くやれば行けるはず…早急に解決しないといけない早漏問題…これには時間も必要らしいから日々の生活の中に自然に組み入れるよう心がけている…

事務作業もPC作業が9割だと聞いているし今あるものよりは多少の効率化を図るらしい…絶対に上手く両立させて見せると決意を新たに徹の部屋を出て自室に戻ると仁がコーヒーを飲みながら携帯を弄っていた顔を上げて…

仁「あっ！終わったんだ？」

2人はそれぞれの聞いた話をしてなるべく情報の共有をするようになっていた。

類「…んじゃ…先行く…時間だし…」

仁「OK…30分後に行くから…」

類の背中に声をかけてドアが閉まるとまた携帯を弄って終わるとPCを立ち上げてタイピング練習をする…少しすると携帯からアラームが鳴りそれを止めて部屋を出て行く…

類はいつも通りに静と部屋に入ると…

類「土日に静いるの久しぶりだよね？彼氏どうかしたの？」

静「えっ？ああ…海外出張中よ…」

類「へぇ…海外？凄いな…」

静「クス…そうね…」

先週司から今日明日は会えないからといつも以上に激しく抱かれ日曜はデートすることが多いのに朝から離して貰えなかった…

それがわかった地点で達也にメールをした。司からちゃんとしないと一緒には居れなくなるとベットのピロートークで言われて静もそれは嫌だとクラブはきちんと対応するようになっている…

父にも後日2人で会いに行って謝罪をしたが空返事だけが返って来た…出て行く前に…

父「…拓哉君だけは絶対怒らせるなよ？今度は会社ごと無くなる…私にはもうお前を庇うことも助けてやれることも無くなった。司くん…娘を頼む！」

司「はい！自分もあの子には逆らいたく無いので…仕事も静さんも守りますよ！」

静は涙目になって司に見惚れていた。

その後母にも司は丁寧な挨拶と父のことをお願いしている…母もそれに応じていた…

屋敷は手放し今は2人には広すぎる高級マンションに移り住んでいた…元々持っていた物だが一番安いものだったがここだけが残せた…あとは全て会社の負債に当てられ必要最低限の生活を出来るようにと兄が動いたらしい…