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甘い短編集
第1章 大好きなあなたと
「あー…疲れた…」
自宅のマンションの廊下をコツコツと歩く。
さぁ、帰ろうって思ったら課長に捕まって仕事頼まれるとか…最悪すぎる…
部屋の前に着き、鍵を開ける。
靴を脱いで、短い廊下を抜けるとわたしの大好きな人がこっちに振り向いた
「ただいま〜」
「おかえり!」
コートをハンガーにかけて、鞄をソファに置く。
「ご飯とお風呂、どっちにする?どっちもすぐに用意できるよ
…それとも、俺にする?」
「うん、一輝にする」
「だよね~ 俺にするわけな… って、え?!」
「え、なに」
「 あ、いや…俺にすると思ってなかったから…
じゃあ、おいで?」
そう言って、両手を広げる一輝の元に行った。
ぎゅっと一輝のことを抱きしめる。
「今日もお疲れ様 よしよし…」
頭を撫でられ、軽くキスをされる。
側からみたらバカップルそのものだけど、私たちにとってはこれが普通だ。 まぁ、自分でもバカップルだなって思うけどね!
「じゃあ、お風呂はいってくる」
「わかった その間にご飯用意しとく」
脱衣所で洋服を脱ぎ、洗濯機に入れて浴室に入る。
お湯を頭から浴び、頭を洗う。
シャンプーとリンス、そして流さないトリートメントをして体を洗う。
最後に洗顔をしてからお風呂を出る。
棚に入っているふわふわのタオルで体を拭いて部屋着に着替える。
(この部屋着も色違いなんだよね…)
もこもことした部屋着に着替えて、私は脱衣所から出た。