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ランジェリー騎士団
第12章 ベルラの処刑

 なんとか場を収めて店の外に出た二人。ワコルは紙箱に山となったハロンの偽物を押収品として抱えることになった。

(さて、ちょいと予定外だったが……これからどやってこの女を誘うか……手がふさがっちまってるのが面倒だが……なに、たいしたこたあねえ、他の騎士と同じに、多少強引でもどこかに連れ込んで乳なりケツなり揉んでやりゃあ……)

 と、そこへベルラのほうから提案がされる。

「その品だが……普段、こうして押収するようなことがあった場合、どうしているんだ?」
「へっ……? そりゃ、まあ……焼却してるんじゃねえかな」

 実を言えば、そんなに真面目に取締りなどしていないので、押収などこれが初めてのことだったのだが、ワコルは適当に答えた。

「そうか。今回のものに限ってだが、作りが精巧な所が気になる。我々で少し調べてみたいのだが……」
「ん? そりゃかまわねえけど……」
「そうか、ではそれを渡しの部屋まで運んで貰えると助かる」
「へっ? アンタの……部屋にかい?」
「ああ。何か……問題があるか?」
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