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誰よりも君を愛する
第15章 新婚生活
洋服だけ持ってお嫁においで‥
良雄に言われたとおりにしたけど‥その必要もなかったくらいにクローゼットを開けると良雄が亜矢子に着せたいシンプルで清楚な服がタグが付いたまま掛かっていた。
引き出しを開けると良雄好みのエッチな下着やランジェリーが色とりどり並べられていた。
『うわっすごっ‥どこで買うのかな、こんなの?』
とりあえずそれらの洋服やランジェリーの片隅に持参した物を仕舞っていく。
『終わっちゃった‥』
‥ピンポーン
『誰だろ?』
玄関へ出てみると4人の男性がいた。
『造園屋でーす。先生に頼まれて庭の手入れに参りました。早速やっちゃいますね‥』
芝を刈り、花壇の土をおこし、雑草を引っこ抜いて除草剤を撒いて‥あっという間にキレイになってしまった。
『奥さん終わりましたよ~これで花でも野菜でも何でも植えられますよ(笑)』
『ありがとうございます、お茶でもいかがですか?』
『イヤイヤ‥次の現場が待ってるんで‥先生が今やれ、直ぐ来いって言うもんだからね、変だなと思ったんですけど、こんな可愛いお嫁さんもらったからなんっすね‥じゃ』
亜矢子はキレイになった庭を見ながら、先ほどのクローゼットの中に並んだ洋服の事が頭に浮かぶ‥業者さんまで頼んでくれた良雄に感謝していた。
『こんなに私を大切にしてくれるなんて‥幸せ。感謝しなくちゃね。これからは私ももっと旦那様に尽くしていかなくちゃ‥』