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第1章 ﾊﾟﾊﾟとの秘め事

ｶﾞﾁｬｯ…

玄関の開く音がして、私は、台所の戸から、顔だけを出した。

「あっ、ﾊﾟﾊﾟ。おかえりー。」

ｶﾞﾗｯ…

「胡桃ー。ただいまぁ。」

と言って、いつも私を抱き締めてくる。

ﾊﾟﾊﾟは、ﾜｲｼｬﾂの袖をまくって、私と一緒にご飯を食べては、色々と聞いてくる。

「今日は、お友達の美奈ちゃん達と学校のﾌﾟｰﾙへ行ってね…」

ﾊﾟﾊﾟは、私の話をちゃんと聞いてくれて、お返事もしてくれる。

「胡桃、かなり妬けてきたなぁ。後で、お風呂の時に見せてな。」

ﾏﾏと離婚してからは、私とﾊﾟﾊﾟは、一緒にお風呂に入る。たまに、ﾊﾟﾊﾟが、家でお仕事する時とかあるけど、なるべく入ってはくれる。