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臆病者のタイミング
第1章 臆病者のタイミング

「詩織ちゃん?」


動揺してる私の腕を掴んで
周平が私の目を見つめた


「ご、ごめん周平
私がいけなかったの。
だから
だからやめるなんて…」


「ちょっと待って詩織ちゃん。
分かってる?」


「…え?…」


「俺はな
これでおしまいにしたい
言うてんのと違うんやで?

ぎゅうってするだけやのうて

『ぎゅうフレ』とかやのうて

俺……

詩織ちゃんの恋人に
なりたい言うてんねん」


「……」



「キスとかな…

……したいねん」



「…う、うそ…」



「ほんまや。
もう『ぎゅう』ってするだけとか
…耐えられへん」


「…周平…」



「詩織ちゃんが嫌やなかったら
そう……したいねん。

俺の事……嫌い?」



「…嫌いなんかじゃ…」



「ほな……好き?」



「う、うん……」



「キスしても……かまへん?」



「……ん…」







おしまい。
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