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第4章 お姉ちゃんの涙

「いらない…。ご馳走さま。」

お姉ちゃんが、ボソッと言って、部屋に戻ったっきり、次の日も部屋から出てこなかった。トイレ位は、出てる。

カチャッ…

「お姉ちゃん？」
「…。」
「喧嘩でもしたの？」
「…う。」
「仲直りした？」
「…さい。」
「お姉ちゃん？」

パチーーーンッ！！

「うるさいっ！ほっといってって言ってるでしょ！！出てってよ！！」

バタンッ…

閉め出しをくらった。

お姉ちゃんのあんな泣いてる顔見たの、初めてだ。