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第12章 青い空

「出来てたら、どうしよう。」
「産めよ。責任は、俺が持つから。俺の子供だし。」
「でも、ママには？」
「んー？彼氏に逃げられた！とか？」

市外の産婦人科で、診察してもらった。

「もう少しで、３ヶ月かな。どうします？」
「産ませてやってください。」
「お願いします！」
「でも、彼氏は？」
「逃げられました。生理が、遅れてるって言ったら。」
「あらぁ…。じゃ、後で書類とか、必要な事とか、看護師からあると思うので。元気な赤ちゃん産んでね！！」
「はいっ！！」

一通り看護師から話を聞き、区役所で手続きをとり、保健所へ行き、帰った時には、夕方。

「お腹すいたーっ！！」

莉亜が、うるさく言うから、俺が簡単に作った。

カチャッ…

「おいひぃ！！パパ、ありがと！！」
「でも、良かったな。産むのが卒業してからだから。」
「うん。ママには、言いにくいけどね。」