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shigure**
第4章 余韻
「ただいまー…」
電気をつけながら、誰もいないリビングに向かって私は呟いた。
いつも返ってくる「おかえり」が無いのはなかなか寂しく感じる。
取り敢えずシャワーを浴びて部屋着に着替えた後、私はソファに腰をかけた。
(先生のブランケット…。)
まだ先生と同じ空間を2人で共有していたことに酔う私は、先生のブランケットに顔をうずめてさっきまでの夢のような出来事を思い返していた。
甘酢っぱい芳香剤の香り、先生の横顔…。
全て鮮明にフラッシュバックする。
そんなことをしていると、無意識のうちにすばるの中の女の部分が疼く。