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ただ、口づけに愛を込めて
第3章 (第一部) 中学生、再会
待ち合わせは昼過ぎなのに、朝早くに目が覚めてしまった。
早い分にはいいかと身支度をしているうちに、メールが届いたらしい。

「ごめん、熱が出ちゃって遊べない…3人で楽しんでね。また今度、一緒に遊ぼ! 晶子」

あ…残念…。晶ちゃんに会うの、すごい楽しみだったのに。熱なら仕方ない…

「了解です。無理しないで、ゆっくり休んでね。お大事に。 桜弥」

晶ちゃんに返信を返して、西野に連絡する。
すぐに返信が来た。

「こっちも、岩橋が用事が入っちゃって無理ってLINEが来た。どうする?」

マジですか。岩橋ならそうゆうとこ真面目だし、なんか理由があるんだろうけど。

2人でカラオケは…ちょっとなあ。
もし曲の好みがバラバラなら、辛い状況になるかもしれない。
小学校のときはお互い音楽に興味が無くて、その話は一切したことがなかった。

「とりあえず、カラオケはやめよう。どこか行きたいところある?」

特に無いって答えるんだろうな、と思いながら送ったら案の定。
悩んで、少し駅を移動した場所にある最近出来たショッピングモールを提案した。
あそこならまだ西野は行ったことは無いはずだし、私は一回行ったことがあるから少し案内出来る。
西野も二つ返事でOKしてくれた。

前に行ったとき、近未来的な建物と水と光を使ったオブジェがとても綺麗で。
写真を撮って、普段は投稿することのないタイムラインに載せた。

西野はそのタイムラインを見てるだろうか。見てないかも。仕方ないね、それも。
あいつは私のタイムラインにスタンプもコメントもしなかった。当然だろう。私がしていないのだから。

そう、間違ってはいけない。
これは2人でデートの様に見えるが、実際はただの偶然。
西野に気はない。
浮かれては、ならない。
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