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《愛撫の先に…②》
第2章 《菜々美は菜々美》
さよならと言ったものの菜々美はスッキリするどころか、まるで失恋したみたいに泣いて溜息をつきなかなか寝つく事が出来ない。

結城さん疲れた顔をしていた…
仕事終わりに往復4時間の運転って凄くだるいよね?
なのにあたしはお礼も言っていない?
それどころか結城さんに冷たい態度をとってしまった…
怒っていても結城さんは結局あたしを許してくれた…
謝るべきよね?

スマホをとるが深夜3時を表示していて寝ている結城を着信音で起こしたくなく今すぐに謝る事は出来なかった。



次の日は日曜日で昼過ぎに起きた菜々美はすぐさまスマホを手にしメールを開いた。

【菜々美調子はどう?日帰り旅行のお土産楽しみにしてる、っていうか内緒の旅行結城さんにバレちゃったの?翔子さんなんか所詮人妻じゃない。がんばって!】
親友の陽子は彼と同棲している為に週末は前みたいに一緒に遊ぶ事が少なくなっている。

そういえばあたしがどこに行ったか陽子に聞いたって結城さん言ってた…
あたしの行き先なんて気にしてくれてるの?
陽子、所詮人妻だからっていうけど結城さんが翔子さんの話をする時は凄く楽しそうで、それからいつも部屋の外で電話しているものっっ、後ろめたい事がないならあたしに聞かれても平気だと思うのに。

所詮人妻だからって簡単に片付けないで。
あたしは翔子さんみたいに大人びていないから!

【俺は浮気などしていませんよ、菜々美】
次のメールは結城からで俺は浮気などという文章に彼はまだ菜々美とたまごホリックの男を疑っているようだ。

なんだか腹が立つ言い方、まるであたしが浮気をしているみたいな?

あたしは結城さんにさよならを言ったのになんで結城さんをつねりたい気にさせるの?

【菜々美は菜々美でいいから俺は癒やされたのに】
また結城からで昼休みの合間に送ったらしかった。

あたしはあたしだから?
あたしって何なの?
癒やされるだけ?

癒やしよりもっとあたしだけの特別な言葉が欲しいのに…
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