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《愛撫の先に…②》
第5章 占いのままに、
勤務後帰宅し割られた窓ガラスをかえてもらう為に依頼した業者はテキパキと作業をし重い窓枠も軽々と持ちレーンへと宛てがいはめていく。

当たり前だが菜々美では出来ない事。

あんなに軽々と重い窓枠を担ぎ上げ動きまわれるなんて凄い、あたしなんかとても無理。
男の人って女の人より力あるのね、、、。
窓を割られて2日我慢したけど今夜から隙間風を気にしなくていいのね。
良かった、やはり業者さんだわ。
男の人って力が強くてあんなに重い窓枠も軽々と運べて凄いのね。

たまごホリックの人のせいでガラスの修理代で悔しいけどっっ!
あの人のせいでガラスを変えなきゃいけない事、布団を粗大ごみに出さなきゃいけなかった事、、、、あの人のせいで寝ていたあたしは襲われ抵抗出来ないままあたしの股間にあの人のものが、、、!
抵抗出来ないまま?
きがついてあたしは足を閉じようとしたのにむりやり足を開かれて入れられた気持ち悪さと痛さは睡魔からの意識を完全に恐怖へと変えた。

陽子助けて!
陽子、だめたぶん抵抗出来ない、、。

結城!

ゆうき?

そうだわ、いつからなの?
前にも結城さんを思い浮かべた気がしてる?

だから?
あたしはあのとき結城さんの名前を叫んでいた!

結城啓輔さんあの人は翔子さんを愛して?

愛して、、、。
胃の当たりがチクリといたむ、、、。

叫んだ人への気持ちはどうしようも出来ないほどまっすぐなのかもしれない。

でも結城さんの心はあたしでなくて泣きそうにな?

結城さん叫んでしまうととめどなく考えてしまう。


出てしまおう、この家から!


その夜から荷造りをはじめた彼女は時に頬から涙が伝いたたむ衣服へシミをつくった。

気づいていないのか彼女は結城啓輔が好きなのだ。

引き出しから1枚の伝票を見つけ彼女は結城聡とつぶやいていた。
荷造りに疲れ眠る彼女は不意に目覚め目を開けた。

あたしの未来は?
伝票を見つめうなずいた。
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