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君を好きにならない
第7章 攻められました

その言葉を聞いたマサシは

少し


嬉しそうで


俺は
あんなことを
言ってしまったことを
後悔した


「じゃあな」


「じゃあ…また」


「マサシ」


「?」


「早くいい相手(男)見つけろよ?」


「……」


マサシからの返事はない



俺はマサシに
右手を上げて見せ
帰るよ、と合図を送って
改札へと向かった


その気になれば

すぐに相手は
見つかるだろうに…。


初めて会った時
あんなに優しくするんじゃなかったな…


やらねーなら。


まだ
俺の背中を
見つめてるだろうマサシを
振り向くことなく
俺は改札を通った


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