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君を好きにならない
第7章 攻められました


………


いったいどのくらい
俺はこうしてるんだろう


風呂の椅子に座って
身体にシャワーをあてながら
俺はただボーーーっとしていた


マズいな

何も
やる気が起きない


遊びで
掘った掘られたなら
まだいい


もしも

真琴がよりを戻したり
その友達とやらと
付き合うようになってたら
どうすんだ?


真琴の
聞いて欲しい話ってのは
もしかして
それなのか?


はぁ……


担当作家だからとか
スゲー年下だからとか
そんなの気にせず
とりあえず
言っちまえばよかった


俺のもんになれって。


いや

言ったところで
断られる可能性の方が高い


俺は
鏡に映る自分に目をやり
失笑してしまった


一回りも年上とか
ありえねーもんな(苦笑)


あいつからすれば
かなり
おっさんだ


じゃあ
そんなに
落ち込むなよ


どうせ


真琴を
俺のもんなんかには
できないんだから…。


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