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君を好きにならない
第13章 追跡

「じゃあ、ここで」


その日の夜も
マサシは
玄関の前でそう言って
俺に右手を上げて見せた


「ありがとな」


「眠れそうですか?」


「あぁ」


「ほんとに?
子守唄いります?」


「いらねーよ」


「抱き枕は?(笑)」


「いらねー(笑)」


「分かりました。
じゃ、帰りますね。
おやすみなさい」


「あぁ、おやすみ」
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